競馬ファンドで３人逮捕（スポーツ報知）

2008年06月25日(水) 12時58分

　馬券の共同購入で高配当をうたった「競馬ファンド」を設立し、違法に資金を集めたとして、愛知県警と島根県警の合同捜査本部は２５日、出資法違反（預かり金の禁止）容疑で、東京都目黒区にあった投資会社「東山倶楽部（ひがしやまくらぶ）」の元幹部、杉畑武容疑者（５２）ら３人を逮捕した。

　捜査本部が主犯格とみている元取締役は２００７年から海外に逃亡しており、捜査本部は近く国際刑事警察機構（ＩＣＰＯ）を通じて近く国際手配する方針。

　調べでは、杉畑容疑者らは０５年８月から９月にかけて、静岡県内の男性から高配当や元本保証を約束し、数１００万円を違法に預かった疑い。

　同社は「競馬はもはやギャンブルではありません。高利回り、高収益獲得の財テクです」などとうたって出資者を募集。捜査本部は０４年から約２年間で全国の５０００人以上から計約７０億円を違法に集めたとみて調べている。