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2008年06月25日(水) 11時03分

「競馬で7割的中」と70億円集める…東山倶楽部の3人逮捕読売新聞

 競馬の勝ち馬を7割以上の確率で的中させると宣伝し、不正に資金を集めていたとして、愛知、島根県警の合同捜査本部は25日、投資会社「東山倶楽部」(東京都目黒区)の幹部ら3容疑者を出資法違反(預かり金の禁止)の疑いで逮捕した。

 捜査本部は、同社が全国の会員約4000人から約60億〜70億円を集めていたとみている。

 捜査関係者によると、3容疑者は2004年10月ごろから、日本中央競馬会の馬券の共同購入による投資話で会員を募集、元本の保証や利息を約束するなどして違法に金を集めた疑い。「総責任者」を名乗る主犯格の元役員は香港に潜伏しており、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配する。

 同社は、馬の血統などを基に7割以上の確率でレース結果が的中する手法「ビクトリー方式」を開発したと紹介していたが、捜査本部は、この手法自体、架空だった可能性が高いとみて詐欺容疑での立件も検討する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000010-yom-soci