2008年06月25日(水) 19時30分

グッドウィルがストップ安比例配分、廃業を決定　事業継続は困難と判断（テクノバーン）

【Technobahn 6/25 17:16】グッドウィル・グループ <4723> が値幅制限の下限となる前日比1000円（13.14％）安の6610円まで下落して、差し引き10万1197株の売り注文を残してストップ安比例配分となった。

比例配分での出来高は2622株となった。

グッドウィルによる正式発表に先駆けてきょう25日付けの日経新聞朝刊が同社が廃業の方針を固めたと報じたことが市場での狼狽売りを誘った。この報道を受けて同社は朝方の寄り付き前に「これは当社が発表したものではありません。また、現時点では当社として決定した事実はございません」とするコメント発表。

しかし、大引け後にはグッドウィルの全ての事業を廃止することを25日に開催した取締役会で決議し、内勤従業員に対して合意退職の申し入れを行うことを正式発表した。

同社では廃業を決定するに至った経緯として「本年6月3日の当社子会社グッドウィルの従業員逮捕により、全ての買収希望先において事業譲渡の協議が中断し、当該事案の刑事処分及びそれに伴う行政処分の取扱いが確定するまでは、交渉が再開されない状況となっておりました。その後、本年6 月24 日、当社子会社グッドウィル従業員3 名に対し略式命令が発せられ、同日、罰金を納付致しました。これら従業員の行為は『会社の業務』に関するものとして両罰規定が適用され、当社子会社グッドウィルについても略式命令が発せられ、同日、罰金を納付致しましたが、これにより当社子会社グッドウィルの一般労働者派遣事業並びに有料職業紹介事業にかかる許可が取消される可能性が高くなりました。このような状況下、当社子会社グッドウィルの事業継続並びに事業譲渡の可能性は事実上途絶えたと判断せざるを得ず、事業を全て廃止することを決議致しました」と説明している。

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□ 株価チャート
グッドウィルＧ 4723

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