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2008年06月25日(水) 00時00分

「犯行予告は犯罪」徹底を 書き込み相次ぎ警察庁通達中国新聞

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件の後、インターネットの掲示板に殺人や爆破の犯行予告の書き込みが後を絶たないことから、警察庁は二十四日、犯行予告が犯罪行為であることを非行防止教室などの場で周知するよう全国の警察に通達した。書き込んだ人物を逮捕するなど厳正に対処することも求めた。

 警察庁は同種事件の再発防止のため、犯行予告に書かれた場所での警戒を強化しているが、これまで予告をして逮捕されるなどした容疑者の多くは「大騒ぎになると思わなかった」などと供述。

 警察庁は「社会的影響を十分認識し、軽率な行動はやめてほしい」とし、泉信也国家公安委員長も二十四日の閣議後会見で「(予告があれば)警察は行動を取らざるを得ず、本来守るべきものが守れないという事態も起きかねない」と述べた。

 警察庁によると、全国の警察は二十三日までに、ネット上に「無差別殺人をします」などと書き込んだとして、十三—三十歳の男女計十七人を業務妨害容疑で逮捕するなどしている。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200806250035.html