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2008年06月25日(水) 21時08分

自民“ムダボ”が橋下知事招き歳出削減で意見交換産経新聞

 自民党の「無駄遣い撲滅プロジェクトチーム」(座長・園田博之政調会長代理)は25日の会合で、大阪府の橋下徹知事を招き、府財政再建の取り組みなどについて意見交換した。橋下氏は、自らの給与を30%削減するなど府職員の徹底した給与削減をしたからこそ府民の支持が得られたと指摘し、「国家公務員の給与を10%以上削れば国民は付いてくる」と主張した。

 この日の会合は、人件費や建設事業費の大幅カットなど歳出削減策が注目を集める橋下氏にあやかろうと会場は超満員。自民党としても歳出削減への積極的な取り組み姿勢をアピールする狙いがあったようだ。

 橋下氏は、府職員の人件費を今年度345億円削減するため、府労働組合連合会(府労連)と長時間交渉した経過などを説明。政府に対して、「いくら府が節約に努めても、国直轄事業の負担金は減らすことはできない」とし、税源移譲を進めるよう注文を付けた。

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