記事登録
2008年06月25日(水) 20時27分

朝日「死に神」報道、あすの会が抗議「犯罪被害者や遺族をも侮辱」産経新聞

 朝日新聞が18日付夕刊1面コラム「素粒子」で、昨年8月の就任以来計13人の死刑執行を指揮した鳩山邦夫法相を「死に神」と表記した問題で、「全国犯罪被害者の会」(あすの会)は25日、「犯罪被害者や遺族をも侮辱する内容」だとして、朝日新聞社に「抗議および質問」と題する文書を送付した。

【関連フォト】死刑執行を発表する鳩山法相

 文書は「確定死刑囚の1日も早い死刑執行を待ち望んできた犯罪被害者遺族は、法相と同様に死に神ということになり、死刑を望むことすら悪いことだというメッセージを国民に与えかねない」などとしている。また、死刑執行の数がどうして問題になるのか−など4項目の質問に、1週間以内に回答するよう求めた。

 朝日新聞社広報部は「いただいた『抗議および質問』を真摯(しんし)に受け止め、速やかにお答えする」とコメントを出した。

【関連記事】
朝日「死に神」報道に法相激怒 「死刑執行された方に対する侮辱」
「弟は死に神ではない」 民主・鳩山氏、法相を擁護
鳩山法相「死刑と秋葉原事件は無関係」
最後まで謝罪や反省はなかった 宮崎死刑囚
「事件未解明。死刑執行に違和感」 宮崎勤事件

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000957-san-soci