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2008年06月24日(火) 23時34分

“鳥の巣”の周辺に地対空ミサイル配備スポーツ報知

 北京市にある北京五輪のメーン会場、国家体育場の周辺で24日までに、地対空ミサイルの発射装置が配備された。

 配備されたのは国家体育場から約1キロ離れた五輪センター体育場のそばで、周囲は柵で囲われている。柵の内側に発射装置が2基あるのが確認でき、近くには装甲車のような軍用車両やレーダー装置もあった。

 敷地内では軍兵士らが警戒に当たり、緊張感が漂っていた。柵の外側は一般道で、散歩をしていた男性は「数日前に配備されたけど、実際に使うことはないだろう」と話した。

 中国では3月、国内線でガソリンを使った航空機テロ未遂事件が起きており、当局はテロ対策を強化。北京市中心部の上空は航空機の飛行が禁止されている。

 テロ発生が懸念された2004年のアテネ五輪では、地対空誘導弾パトリオットを含むミサイルが配備された。(共同)

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080624-OHT1T00248.htm