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2008年06月24日(火) 12時39分

秋葉原無差別殺傷事件後にネット殺人予告で12人逮捕スポーツ報知

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件が起きた6月8日から23日までに、インターネットの掲示板に犯行予告を書き込んだとして、業務妨害や脅迫、軽犯罪法違反の疑いで全国の警察が12人を逮捕するなど17人を摘発したことが24日、警察庁のまとめで分かった。

 警察庁によると、17人は13—30歳の男女で、逮捕の12人以外の5人は書類送検するなどした。予告の中には「秋葉原の事件のまねをします」といった内容や「歴史に残る大量殺人をする」と、無差別殺傷事件に影響されたとみられる内容もあった。

 全国の警察はサイバーパトロールを強化。一般からの通報も増えているという。

 ネット上での犯行予告について、泉信也国家公安委員長は24日の閣議後会見で「警察は行動を取らざるを得ず、本来守るべきものが守れないという事態も起きかねない。世の中を不安に陥れることは断じて許されない」と述べた。

http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080624-OHT1T00165.htm