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2008年06月24日(火) 07時51分

県知事 政策立案過程公開に否定的 産経新聞

 和歌山県の仁坂吉伸知事は23日の県議会で、大阪府の橋下徹知事の「大阪維新プログラム案」に盛り込まれている政策立案過程の公開にふれ、「職員が忌憚のない意見を言えなくなる。途中で一生懸命やっていることを示すのではなく、結果に責任を持つのが王道だ」と述べ、県政への導入に否定的な考えを示した。

 仁坂知事は、橋下知事が進める大胆な行財政改革を「好感と共感を持ってみている」とする一方で、「大阪は、和歌山からみると随分余裕がある。和歌山は財政力が弱く、福祉や教育、医療もギリギリで、すぱっと切ればその痛みは将来に響く」と強調した。

 また、大阪発の地方分権改革として市町村への補助金を交付金に切り替え、市町村の裁量権を高める方針について、仁坂知事は「ばらまきになる可能性がある。府庁のリーダーシップでコントロールしたほうがいい」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080624-00000015-san-l30