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2008年06月24日(火) 15時33分

Adobe Acrobat/Adobe Reader に脆弱性—JPCERT/CC が注意喚起japan.internet.com

有限責任中間法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、2008年6月24日、Adobe Acrobat および Adobe Reader にドキュメント中の Javascript の処理に関する脆弱性があるとの注意を呼びかけた。

この脆弱性が狙われた場合、遠隔の第三者は細工した PDF ファイル等をユーザに開かせることで、Adobe Acrobat や Adobe Reader を不正終了させたり、任意のコードが実行させたりする可能性があるという。

Adobe の情報によると、すでにこの脆弱性を狙った攻撃が確認されているとのこと。

対象となる製品とバージョンは、Adobe Reader 8.0 から 8.1.2、Adobe Reader 7.0.9 およびそれ以前のバージョン、Adobe Acrobat Professional, 3D および Standard 8.0 から 8.1.2、Adobe Acrobat Professional, 3D および Standard 7.0.9 およびそれ以前のバージョン。

なお、Adobe Reader 7.1.0 と Acrobat 7.1.0 はこの脆弱性の影響を受けない。

JPCERT/CC は、Adobe より提供されている対策済みソフトウェアの適用を呼びかけている。

なお、2008/06/24 12:00 現在 Adobe Reader のソフトウェア自動更新機能を使っても対策済みソフトウェアは適用されないとのこと。

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080624-00000027-inet-secu