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2008年06月23日(月) 00時00分

PayPal(ぺいぱる)読売新聞


絵・唐沢なをき/文・唐沢よしこ

 ネットでの楽しみのひとつとして、すっかり定番になったものにインターネットオークションがあります。国内だけでは飽きたらず、海外のオークションサイトで出物を探す人も増えましたワン。

 無事に落札できたら海外の個人とお金のやり取りをすることになりますが、このときによく使われるのがアメリカのPayPalという決済サービスです。ここの親会社は世界最大のオークションサイト「eBay(いーべい)」なので、オークションで使いやすいようにできているんですな。eBayでの支払いは、ほぼPayPal一択といっても過言ではありません。

 PayPalのサービスはユーザーの間に入って、お金の受け渡しの仲介をするというもの。PayPal以外にも、銀行振込などで海外に送金することは可能ですが、それなりに手数料と時間がかかります。オークションで10ドル程度の小額のやり取りをしたら、手数料のほうが高くついてしまうほどですワン。

 しかし、PayPalを使えば送金するときの手数料は無料ですし、払ったお金は即時に相手に渡ります。それにクレジットカードを使って個人あてに支払いができます。その際、相手にカードナンバーが知られることがないので、安心できます。受け取りは支払いと違い、金額に応じた手数料が必要になることもありますが、やはり小額ならば断然安く済みます。

 これまでは英語サイトしかなく、かなり敷居が高かったPayPalですが、昨年から前頁の画面が日本語で表示されるようになったり、国内の電話サポートが始まったりしたので、かなり日本のユーザーも増えたのではないでしょうか。ワンワン。

http://www.yomiuri.co.jp/net/column/yougo/20080623nt0c.htm