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2008年06月23日(月) 22時22分

ストーカー判事への訴追請求、国民から6件 国会委、判事を聴取へ産経新聞

 部下の女性に執拗(しつよう)にメールを送ったとしてストーカー規制法違反の罪で起訴された宇都宮地裁判事、下山芳晴被告(55)について、最高裁が罷免訴追を請求した問題で、国会の裁判官訴追委員会(臼井日出男委員長)は23日、調査小委員会を開き、臼井委員長ら3人を7月中旬までに派遣し、下山被告を事情聴取する方針を決めた。
 調査小委はこのほか、刑事事件の記録を取り寄せるため、裁判所か検察に調査嘱託することも決定。臼井委員長は「メールの内容や本人の態度などについて調査した後、事実に基づいて粛々と進めていきたい」とした。
 また、下山被告の訴追請求が国民から6件出ているという。
 訴追委は今後、調査を進め、国会の裁判官弾劾裁判所に訴追するかどうかを判断する。弾劾裁判所で罷免判決が出れば、平成13年に児童買春事件で有罪が確定した元東京高裁判事以来、6人目となる。

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