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2008年06月23日(月) 12時00分

一流リアルオークションの知られざる世界をのぞいてみた!R25

ニューヨーク、サザビーズのオークションで、村上隆氏のフィギュアが約16億円で落札! 近年、現代アートがやたらと高騰しているらしいけど、アートの価値がわからない素人には「?」という状態。ネットオークションすらうまく使えないのに、リアルオークションなんてどんな世界かもわからない…。そこで、ボクらでも参加できるのか、1年間に約600回ものオークションを行う大手オークション会社、クリスティーズジャパンの広報担当・長瀬まみさんに聞いてみた。

「オークションの参加方法は、会場での入札、書面による入札、電話での入札、ネットを通じて参加する“クリスティーズ・ライブ”の4種類。難しくはありませんが、初めて参加される場合には銀行照会が必要です」

オークションの落札後は必ずキャッシュで払うのが条件。そのため、あらかじめ銀行口座の照会をしておく必要があるのだとか。では、具体的にいくらあれば参加できるのでしょうか?

「作品によりますが、カタログに書かれているエスティメット(予想落札価格)が目安になりますよ。作品はプレビュー(下見会)で自分の目で確認して入札するのが基本。プレビューはどなたでもご参加いただけますし、オークションの前に発行となるカタログやウェブサイトも参考になります。まずは、それらを情報源に多くの作品をご覧になられたらいかがでしょう」(同)

なるほど〜。ということで、試しに『クリスティーズマガジン5月号』を購入してみた。が、ページをめくってみると、高価なものでは時計で1億円以上、安くてもギリシャ古代美術で200万円…。た、高い! しかも、オークション開催地のニューヨークやロンドンから日本までの輸送料など諸費用がかかるなんて…。

う〜ん、リアルオークションはやっぱり、雲の上の存在なのね。せめて、夢でだけでもコレクター気分を味わうべく、カタログを枕に眠ってみますか…。
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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