記事登録
2008年06月22日(日) 16時00分

大阪駅で刃物、3人被害=ホーム付近、ビデオに不審な女時事通信

 22日午後1時半すぎ、大阪市北区のJR大阪駅のホームで、女性2人が何者かに腕を刃物で切り付けられた。2人は病院に運ばれたが、いずれも軽傷。ほかに1人が被害を受けており、大阪府警捜査1課は傷害事件として曽根崎署に捜査本部を設置し、防犯ビデオに写っていた女が犯行にかかわった疑いがあるとみて、行方を追っている。
 調べでは、環状線ホームのエスカレーターの踊り場で午後1時半ごろ、兵庫県西宮市の女子大学生(20)が左ひじに痛みを感じ、何かに刺されたような跡があった。直後に近くで奈良県香芝市の女性会社役員(52)が左上腕を鋭利な刃物で1カ所切り付けられ、長さ約6センチの傷を負った。
 約5分後には、同ホームの約50メートル離れた場所で電車を待っていた大阪市の女子大学生(20)が左上腕を1カ所切られ、長さ約12センチ、深さ約1センチのけがをした。
 西宮市の女子大生は痛みを感じた直後、黒い帽子の女が左側を追い抜き、エスカレーターに乗る姿を見ていた。ほかの2人は犯人に気付かず、痛みを感じて切られたことが分かった。他の利用客は事件を知らず、混乱はなかったという。
 ホームの防犯ビデオには、2人の背後に立つ30代ぐらいの女が写っていた。女は身長160センチ前後。くり毛色の髪に黒のワンピース姿。縁が黒の大きな帽子をかぶり、白のショルダーバッグを持っていた。捜査本部は女の映像を公開し、情報提供を呼び掛けている。 

【関連ニュース】
大阪駅で2人切られ軽傷=ホーム上、カメラに不審な女
女性切り付けられ軽傷=顔にバンダナの男逃走-千葉

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080622-00000033-jij-soci