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2008年06月21日(土) 16時01分

東京・秋葉原殺傷:事件受け、ネット業者らと対策協議−−県警 /滋賀毎日新聞

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件を受け、県警は20日、大津市の大津署で、携帯電話会社やインターネット接続業者の8社と臨時の対策協議会を開いた。
 同事件の容疑者が犯行前、栗東市のサイト運営会社が管理する掲示板に、携帯電話で殺人予告の書き込みをしていたことが判明。他の利用者が会社に通報したが、休日だったため、覚知が遅れた問題点が指摘されている。
 会議には、県警のほか、県内に営業所がある会社の担当者が出席。会議では主に、ネット上で犯行予告があった場合の警察と業者間の連携態勢を協議。犯行予告が罰せられる旨の注意を自社ホームページに記載、会員への料金通知書に発見時の通報を呼び掛ける文言を付記▽土日祝日でも迅速に対応できるよう県警と業者間の緊急連絡網を設置する——などを確認した。
 県警の吉倉義行・生活安全部長は「(秋葉原の事件は)早く察知できていれば、これほど多数の死傷者が出る事態は防げた。国民の安全・安心のため、専門の方と一致団結して取り組みたい」と話した。【豊田将志】

6月21日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080621-00000171-mailo-l25