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2008年06月21日(土) 14時52分

「秋葉原で殺害」予告、20分前だった…加藤容疑者読売新聞

 東京・秋葉原で17人が死傷した無差別殺傷事件で、殺人容疑で再逮捕された派遣社員加藤智大(ともひろ)容疑者(25)が、携帯サイトに「秋葉原で人を殺す」という犯行予告を書き込んだのは、事件発生の約20分前だったことがわかった。

 加藤容疑者は「予告を書き込んだことで引き下がれないと思った」と供述しており、警視庁では、この時に最終的に犯行を決断したとみて調べている。

 加藤容疑者は事件当日の今月8日、静岡県裾野市の自宅から秋葉原に向かう様子を携帯サイトの掲示板に「実況中継」していた。最初の書き込みは午前5時21分。「秋葉原で人を殺します」というタイトルで、車やナイフを使う手口が書かれていた。当初はこの時刻に書き込まれた内容とみられていたが、その後の調べで、加藤容疑者が犯行前に書き換えていたことがわかった。

 同庁幹部によると、さらに詳しく接続履歴などを調べたところ、書き換えられたのは、最後の書き込みがあった8日午後0時10分の直前と判明。書き換える前の内容について、加藤容疑者は「日常的なもので、犯行をにおわせることは一切書いていない」と供述しているという。

 午後0時10分の最後の書き込みは「時間です」と、決行を示唆した内容だった。同庁では、自らを犯行に駆り立てるために、さかのぼって犯行予告を書き込んだとみている。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080621-00000021-yom-soci