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2008年06月20日(金) 17時01分

たばこ購入、自販機から店頭へシフト=タスポ回避、コンビニ売上高に貢献時事通信

 日本フランチャイズチェーン協会が20日発表した5月の主要コンビニ売上高で、たばこの店頭販売が急増し、同売上高を4年ぶりの高い伸びに押し上げたことが分かった。自動販売機でのたばこ購入に必要な成年識別カード「taspo(タスポ)」の導入地域が23道県に拡大し、タスポを嫌う顧客が店頭へ急激にシフトしたため、と同協会はみている。7月にはタスポ導入が全国に広がるため、「今後も押し上げ効果が期待できる」とも話している。
 5月のコンビニ売上高(既存店ベース)は前年同月比3.7%増の6006億円。3カ月ぶりのプラスで、伸び率は2004年7月(6.8%)以来の高水準だった。同協会は、たばこ売上高の数字そのものや伸び率を公表していないが、ローソンは5月の売上高伸び率5.6%のうち約3%程度、ファミリーマートは同伸び率5.4%のうち約2%程度がたばこ販売によるものだとみている。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080620-00000113-jij-bus_all