記事登録
2008年06月19日(木) 12時00分

顔ハメから4コマ漫画まですごいケータイメール最前線R25

画像やパーツでケータイメールを飾る“デコメ”。記念日や各種案内のメールで見かける機会も増えましたが、女性向けのかわいいデザインのものが多く、R25世代男子には敬遠している人も多いのでは? かくいう筆者も文末に絵文字を入れるのが精一杯で、デコメを利用したことはありません…。

しかし! 聞くところによると、このデコメの進化がスゴイらしい。最新のデコメってどんなものなの? デコメをはじめ、モバイルコンテンツを企画運営している株式会社フューチャースコープの富田文則さんに伺いました。

「最新のデコメではFLASHを使っています。メールの容量も大幅に増えているので、これまでパラパラと2〜3枚の絵を動かしていたものも、今ではなめらかなアニメーションを提供できるようになりました。また、アニメのなかに写メールで撮った自分の顔を取り込む“顔ハメデコメ”も面白いですよ」

ただアニメーションを充実させただけでなく、そこにユーザーが参加できるようになっている、と。FLASHの導入で、他にはどんなことができるようになったんですか?

「FLASHデコメはほぼプログラムで動いているので、簡単なミニゲームなどを組み込んでメール内で遊ぶこともできます。例を挙げると、『ボーリングでピンが倒れたところの本文だけ読める』『シューティングでゾンビを倒さないとメールが読めない』などなど。メール送信者がクイズを設定して、正解しないとメールが読めない、という仕掛けもできます」

“デコレーション”という装飾のニュアンスから、エンターテインメントツールとして、“見て、動かして、楽しむ”ことができるようになっているんですね。

また、女性にはカワイイものや『おやすみ』『おはよう』など用途がハッキリしているものが好まれる反面、男性は一見意味のないシュールなものを利用する傾向があるそう。なるほど、確かにシュールなアニメに“顔ハメ”をしてみたり、どうでもいい文面にやたらと難しいゲームを用意したり、ネタ的な使い方ができれば楽しいかも。

「ネタという意味では、4コマ漫画も面白いですね。場面によって携帯が振動したり、ネガポジ反転したりとユーザー独自の演出も可能です。FLASHの導入で可能性が広がっているので、まだ気づいていない使い方もドンドン出てくるはずです」

より双方向性のあるインターフェースとなり、ユーザーそれぞれがセンスを発揮する場になりつつあるデコメ。上手く使えば、気になるあの子に振り向いてもらえるかも…。無料サービスも多いので、メールが苦手な貴兄もチャレンジしてみては?
(R25編集部)

顔ハメから4コマ漫画まで…すごいケータイメール最前線の詳細情報

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

【関連記事】
映画『図鑑に載ってない虫』の見ドコロを教えてくださーい!!  (2007.06.28)
西部劇と黒澤映画がルーツのマカロニ・ウエスタンとは?  (2007.09.13)
隠れた名作『孤独のグルメ』の原作者と定食屋に行ってきた!  (2008.02.14)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080612-00000022-rec_r-ent