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2008年06月19日(木) 13時55分

牛馬童子 石像の頭部壊される…熊野古道のシンボル 毎日新聞

 世界遺産・熊野古道の箸折(はしおり)峠(和歌山県田辺市中辺路=なかへち=町)にある石像「牛馬童子」(市指定文化財、像高55.2センチ)の頭部が壊され、なくなっているのが19日、分かった。隣りの役行者(えんのぎょうじゃ)像の頭部にもたたかれたような跡があった。牛馬童子は、熊野古道のシンボル的な観光スポットの一つ。頭部は見つかっておらず、県警田辺署は器物損壊の疑いで捜査を始めた。

【関連写真】破壊される前の牛馬童子の写真

 市文化振興課によると、18日午後4時半ごろ、通行人が発見し、市役所に連絡してきた。

 牛馬童子は、熊野古道のメーンルートの一つ「中辺路」のシンボルとして知られ、牛と馬にまたがった僧服姿が親しまれている。【奥村隆】

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