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2008年06月17日(火) 03時13分

加藤容疑者のダガーナイフ、目立たない黒い刃の「戦闘用」読売新聞

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、加藤智大(ともひろ)容疑者が犯行に使ったダガーナイフは、目立たないように刃の部分を黒く塗った「コンバット(戦闘用)・ダガー」と呼ばれるタイプだったことがわかった。

 加藤容疑者を殺人未遂の現行犯で逮捕した警視庁万世橋署の巡査部長(41)は「追跡中はナイフを持っていることに気づかなかった」と話しており、同庁では、特殊なナイフが凶器になったことで周囲の人が気づきにくかったとみている。

 同庁幹部によると、戦闘用は、殺傷能力が高いダガーナイフの中でも、ジャングルや夜間の「格闘戦」を想定して作られ、約13センチの刃の部分は、光の反射を抑えるため、黒くコーティングが施され、遠目から一見しただけでは刃物に見えないという。

http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080608-2810266/news/20080617-OYT1T00065.htm