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2008年06月17日(火) 15時48分

秋葉原無差別殺傷 救護中の3人も刺す産経新聞

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、静岡県裾野市の派遣社員、加藤智大(ともひろ)容疑者(25)=殺人未遂の現行犯で逮捕=に刺された12人のうち3人が、トラックではねられた歩行者を救護中に被害にあっていたことが17日、警視庁万世橋署の調べで分かった。

 調べでは、加藤容疑者は8日午後0時半すぎ、トラックを暴走させて交差点で5人を次々とはねた後、約70メートル先で乗り捨て、交差点方向に戻りながら約2分の間に12人を刺した。この際、心臓マッサージをするなど救護にあたっていた3人を殺傷能力の高いダガーナイフで刺したという。

 また、加藤容疑者がトラックを降りると同時に通行人を刺していたことも判明。捜査本部は運転の際、あらかじめナイフを準備するなど、通行人に逃げるすきを与えないように画策していた可能性もあるとみている。

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