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2008年06月17日(火) 11時34分

ブルーレイに著作権者への補償金 文科省と経産省が合意産経新聞

 文部科学省と経済産業省は、ブルーレイディスク録画機とブルーレイディスクについて、著作権法に基づく私的録音録画補償金を課すことで合意した。渡海紀三朗文部科学相が17日、閣議後会見で明らかにした。近く省令を改正する。iPodなどハードディスク内蔵型の機器への課金は見送った。
 同補償金は著作権保護のためMD、DVDなどのデジタル録画機と記録媒体の価格に一定の割合で課金されているが、次世代DVDであるブルーレイには課金されていなかった。
 渡海文科相によると、今回の合意は8月に行われる北京オリンピックに向けた暫定的なものだとしている。
 補償金をめぐり、著作権団体とメーカー側の調整がつかないままになっており、デジタル放送の複製を制限する「ダビング10」の導入が延期されている。
 渡海文科相は同日の会見で、地上デジタル放送が完全実施される平成23年が決着のタイミングだとの見通しを明らかにした。

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