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2008年06月17日(火) 19時12分

グーグル創業者が宇宙旅行するオーマイニュース

 これまで5人の民間人を国際宇宙ステーション(ISS)に送りこんだスペース・アドベンチャーズ社(SA社)は6月11日、ニューヨークで記者会見し、新しい計画の発表と共に、グーグル(Google)社の共同創業者であるセルゲイ・ブリン氏(Sergey Brin)が、オービタル宇宙旅行を予約していることを明らかにした。

 スペース・アドベンチャーズ社はこれまで、ロシアのソユーズ有人宇宙船に同乗させてもらう形で、民間人の宇宙旅行を実現させてきたが、2009年5月から国際宇宙ステーションの6人体制変更に伴い、ソユーズ有人宇宙船の席に余裕がなくなるため、ロシア側は民間人による宇宙旅行は2010年で打ち切ると発表していた。

 これについて、スペース・アドベンチャーズ社はロシア側と交渉し、2011年後半以降、公式フライトとは別に、ソユーズ有人宇宙船をチャーターする形で、民間人を乗せることで合意し、このソユーズには、ロシア宇宙飛行士がパイロットとして1人が乗るだけで、残りの2席は民間人が乗る専用便となる。

 この最初フライトにブリン氏が乗ると見られ、実現は早ければ2011年後半。ブリン氏は既に予約金として500万ドル(約5億3500万円)を支払ったが、最終的な旅行代金は4000万ドル(約43億円)を超えると推測されている。

 ちなみに、今年の10月に、6人目の宇宙旅行者として、リチャード・ギャリオット氏、来年3月に、7人目の宇宙旅行者(うわさではロシア下院議員のウラジミール・グルゼデフ氏)が国際宇宙ステーション(ISS)に訪れる予定となっている。これらはいずれもスペース・アドベンチャーズ社が手がけている。

(記者:新 千尋)

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