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2008年06月16日(月) 15時41分

任務完了、ディスカバリー無事帰還オーマイニュース

 星出彰彦宇宙飛行士らを乗せたスペースシャトル・ディスカバリーは現地時間6月14日11時15分(日本時間6月15日0時15分)、無事ケネディ宇宙センターに帰還した。

 ケネディ宇宙センターの天候は良好で、ディスカバリーは予定通りに軌道を離脱し、大気圏に再突入。熱保護システムに不安もなく、軌道離脱から約1時間後、ディスカバリーはケネディ宇宙センターの上空に現れ、そのまま15番滑走路に着陸した。

 今回のミッションはSTS-124、または1Jと呼ばれ、国際宇宙ステーション(ISS)に、「きぼう」日本実験棟の本体である「船内実験室」と「ロボットアーム」を運ぶ、日本にとって最も重要なミッションだった。

 予定通りの打ち上げと帰還、計3回の船外活動、また、星出宇宙飛行士の見事なロボットアームの操作によって、「船内実験室」がISSに取り付けられた。ほぼ完ぺきとも言える内容で、関係者らもひと安心だったのではないのだろうか。

 なお、「きぼう」日本実験棟の最後のミッションとなる2J/Aの打ち上げは、2009年3月以降に予定されている。

 ちなみに、写真は2007年、筑波宇宙センターで撮影した「船内実験室」の模型である。この時、「船内実験室」の実機は既にケネディ宇宙センターへ出荷したため、代わりに模型が置かれていた。筑波宇宙センターでは毎日ツアー見学(予約制)を実施しているので、「きぼう」やロケットなどに興味ある方はぜひ参加してみてほしい。

(記者:新千尋)

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