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2008年06月16日(月) 15時22分

医療情報システム会社が破産申請へ医療介護情報CBニュース

 帝国データバンクによると、医療情報システムの開発などを手掛けるメディカルインフォメーション(東京都八王子市)が6月5日付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任した。同社は自己破産を申請する方針。負債総額は2007年3月期末現在で約4億1800万円。

 同社は、複数のベンチャーキャピタルから出資を受け、▽医療情報システムの開発・販売・保守 ▽医療用ハード・ソフトウエアの開発 ▽医療関連のITコンサルティング—などを手掛けていた。
 06年8月からは、全国の中規模病院や診療所を対象に、自社登録商標の電子カルテシステムの販売を開始。07年3月期には約2億6700万円の年収入高を確保したが、開発費の負担が重荷となり、資金繰りに余裕がなかった。

 従業員の大幅削減や金融機関への返済計画の見直しで経営改善を目指したが、最近では法改正への対応が遅れるなど、アフターフォローやメンテナンスの面で信用が低下していた。


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