記事登録
2008年06月16日(月) 16時48分

無差別殺傷「犯行 2分間」産経新聞

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件で、加藤智大(ともひろ)容疑者(25)=殺人未遂の現行犯で逮捕=が、交差点にトラックで突入してから、警察官に取り押さえられるまで約2分間の犯行だったことが16日、警視庁万世橋署捜査本部の調べで分かった。捜査本部は、現場周辺の防犯カメラの解析を進めるほか、現場以外の場所に犯行現場を再現し、加藤容疑者を立ち会わせて事件の状況を詳しく検証する。

 調べでは、加藤容疑者は8日午後0時半すぎ、2トントラックを運転し交差点にノーブレーキで突入、歩行者5人をはねた。約70メートル先でトラックを乗り捨てた後、交差点方向に戻りながら殺傷能力の高いダガーナイフで12人を次々に刺し、計7人を死亡させた。

 近くの交番にいた男性巡査部長(41)が加藤容疑者を追跡、警棒で応戦しながら路地に追いつめ、ほかの警察官2人と取り押さえた。カメラの記録などからこの犯行がわずか2分間だったことが判明した。

【関連記事】
奥井亜紀さんのマネジャー脅迫の男逮捕 秋葉原事件挙げ
「事件後…考えなかった」秋葉原殺傷から1週間
メイド減り警官だらけ…萌えられない厳戒のアキバ
孤独感か、顕示欲か ネットに向かう「予告」「告白」 秋葉原通り魔事件
秋葉原無差別殺傷 職場への嫌がらせ計画「搬入口、トラックで妨害」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080616-00000080-san-soci