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2008年06月16日(月) 21時48分

「F1日本GP」運営トラブルで苦痛、観客109人が提訴読売新聞

 昨年9月に静岡県小山町の富士スピードウェイ(FSW)で行われた自動車レース「F1日本グランプリ」を巡り、運営上のトラブルで精神的苦痛を受けたとして、観客109人が16日、FSWを相手取り、チケット代の返還と1人当たり20万円の慰謝料など計約3200万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴した。

 昨年の同グランプリは、三重・鈴鹿サーキットから会場を移し、30年ぶりにFSWで開催され、観客約28万人が詰めかけた。訴状によると、一般観客の交通手段はシャトルバスに限られたが、同バスが大渋滞し、レース開始に遅れた人がいたほか、帰りは雨の中、何時間も待たされて苦痛を受けたという。

 原告の会社員、山崎善健(よしたけ)さん(39)は「すごく楽しみにしていたのに裏切られた。トラブル後の対応にも誠意が感じられなかった」と話している。

 富士スピードウェイの話「訴状を確認した上で、適切に対応したい」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080616-00000055-yom-soci