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2008年06月16日(月) 16時30分

「渋滞でF1観戦できず」=観客109人、主催者を提訴−東京地裁時事通信

 昨年9月に富士スピードウェイ(FSW、静岡県)で開催された自動車レース「F1日本グランプリ」の観客109人が16日、シャトルバスの渋滞でレース開始に間に合わなかったなどとして、主催したFSWにチケットの返金(1万1000〜7万1000円)と1人20万円の慰謝料などを求める集団訴訟を東京地裁に起こした。
 訴状によると、FSWは最寄り駅などから会場までの交通手段を同社が手配したシャトルバスに限定したが、道路の整備不足などで大渋滞が発生。所要時間は最大約85分との説明だったが、3時間近くかかり、レースの一部しか観戦できないケースが相次いだ。
 帰路も渋滞は解消されず、午後7時には売店や救護室が閉鎖した。原告側は「観戦の機会を奪われた上、劣悪な環境で長時間待たされ、精神的苦痛を受けた」としている。 

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