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2008年06月15日(日) 10時00分

秋葉原通り魔事件「ネットでも孤立」が犯行の背景日刊ゲンダイ

 秋葉原通り魔の加藤智大(25)が、「ネットに犯行予告を書き込めば、誰かが通報して警察が自分を止めてくれると思った」などと供述していることが分かった。
 加藤は事件当日の8日早朝から、携帯電話の掲示板に「秋葉原で人を殺します」から始まり、凶行直前の「時間です」まで、実況中継のように計30回も書き込んでいた。
 ところが、誰も犯行を止めようとしなかった。「色々書いているのに誰も見てくれない」と語ったという。捜査本部は職場や生活での疎外感だけでなく、ネット上でも孤独感を募らせていたとみている。
 ネットを「日記代わりに使っていた」と供述した加藤の書き込み癖は異常なほどで、3000通に及んだが、今月3日には「ネットですら無視される」「これを書けば人気者になれるかと思ったら、そんなことはないみたいね」、4日には「現実でも一人 ネットでも一人」と書いていた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080615-00000009-gen-ent