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2008年06月15日(日) 14時01分

「早く元気づけたい」=学長ら会見−イラン邦人解放時事通信

 中村聡志さん(23)解放の知らせを受け、中村さんが通う横浜国立大学では15日、横浜市保土ケ谷区のキャンパス内で、飯田嘉宏学長らが記者会見し、「胸をなで下ろしています」と笑顔を見せながら、「長期間の拘束で、真っ先に心のケアを考える。一日も早く直接会って、元気づけてあげたい」と語った。
 学長は「長い間、皆さまに多大な心配をお掛けし大変申し訳なく思っている」とした上で、「生命の重さ、社会的責任の自覚について、学生に十分に伝える。事件の原因について大学で検証を行い、再発防止に努めていきたい」と述べた。
 中村さんが在籍する教育人間科学部の小野康男部長は「まずは十分な心のケアに努め、ご家族と相談しながら柔軟な対応を取っていきたい」と話す一方、中村さんの履修や卒業については「(特別な)配慮をするということは考えていない」とした。 

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