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2008年06月14日(土) 13時07分

【岩手・宮城内陸地震】上下にずれる「逆断層型」 余震の活発化に注意産経新聞

 気象庁は14日午前10時半から、東京都内で会見を開き、震源となった地域は明確に活断層が認識されている地域ではないとし、今回の地震は、ぶつかり合う断層が両側から押されることにより、断層面が上下にずれて起きる「逆断層型」だったとしている。

ダム周辺の土砂崩れ現場で広範囲にわたり崩落した道路

 気象庁は「今後も2、3日から1週間にわたり、余震が活発に起こる恐れがある」として注意を呼びかけている。午前9時20分に最大震度5弱を観測したのをはじめ、午前11時までに、震度1以上の余震が計70回観測された。

 気象庁は、緊急地震速報の1報を、初期微動(P波)を検知した4秒後にあたる午前8時43分55秒に発表。震度4以上の大きな揺れの到達に、速報が間に合った地域も多かった。

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