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2008年06月14日(土) 13時25分

<岩手・宮城内陸地震>北上低地西縁断層帯の評価分かれる毎日新聞

 政府の地震調査研究推進本部が発表している主要活断層の長期評価では「北上低地西縁断層帯」で今後30〜300年に地震が起きる確率は「ほぼ0%」だった。今回の震源は、地表に現れた活断層から想定していた同断層帯より南方にずれた位置に当たる。気象庁は「震源域で断層は見えていなかった。北上低地西縁断層帯かどうかは評価が分かれる」としている。

 地震調査委員会によると、同断層帯の活動間隔は1万6000〜2万6000年で、最新の活動は約4500年前だったため、確率が低くなっていた。【関東晋慈】

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