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2008年06月14日(土) 15時00分

生き埋め10人、捜索続く=死者3人、負傷者130人に−岩手・宮城内陸地震時事通信

 14日午前の岩手・宮城内陸地震で、被害は同日夕までに、死者3人、負傷者130人を超えた。土砂崩れにより宮城県栗原市の2カ所で計10人が生き埋めになったとみられ、捜索が続いた。別に同市の湯浜温泉で10人前後が車に乗ったまま生き埋めになったとの情報があり、自衛隊が救助に向かった。
 余震は同日午後も続き、153回(午後4時現在)となった。
 宮城県内の負傷者は重傷12人、軽傷89人の計101人。岩手県内の負傷者は28人。
 宮城県警によると、栗原市の駒の湯温泉の旅館で宿泊客と従業員ら7人、同市の国道398号で工事中の3人が土砂崩れに巻き込まれ、生き埋めになっているとみられる。
 駒の湯温泉の旅館周辺では、県警が旅館経営者ら5人を発見し、ヘリコプターで救助した。
 岩手県によると、一関市の祭畤地区や須川温泉で道路が寸断されて約160人が取り残され、自衛隊と海上保安庁のヘリが救出に当たった。
 奥州市では観光バスが土砂崩れで押し流された。乗員乗客約20人は救助されたが、6人が重傷を負った。 

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