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2008年06月14日(土) 16時07分

岩手・宮城内陸地震 気象庁地震速報 震源地近くでは間に合わず産経新聞

 岩手・宮城内陸地震で、気象庁は大きな揺れの直前に予想震度を知らせる「緊急地震速報」を発表したが、震源近くでは速報は揺れに間に合わなかった。

 速報が出たのは地震の初期微動検知から4秒後。震源の深さが8キロと内陸の浅い地震だったため、震源地から半径30〜40キロの範囲では速報は揺れの後となり、震度6強を記録した地点では、ほとんどが間に合わなかったとみられる。

 一方、震度6弱を観測した場所では、揺れの数秒前に速報できた所もあったとみられる。

 今回、速報の第1報の予想マグニチュード(M)は6・1で、実際の観測値より1・1小さかった。

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