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2008年06月14日(土) 22時10分

9月に日中韓首脳会談、防災で連携強化…3か国外相が合意読売新聞

 日本、中国、韓国の3か国の外相が14日、東京・麻布台の外務省飯倉公館で会談し、日中韓3か国の首脳会談を9月をめどに日本で開くことで一致した。

 これまで日中韓首脳会談は東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議などに合わせて開かれてきたが、国際会議と切り離して開催するのは初めてとなる。また、日中韓外相会談を定例化し、3か国持ち回りで開くことでも一致した。次回会談は来年、中国で開く。

 外相会談は、高村外相、中国の楊潔チ、韓国の柳明桓(ユミョンファン)の両外相が出席し、約2時間行われた。(楊潔チの「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり)

 会談では、日中韓3か国の首脳会談の議題を北朝鮮問題、気候変動問題などとする方向で調整することとした。北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議については、〈1〉北朝鮮による完全で正確な核計画申告や、寧辺の核関連施設の無能力化などを盛り込んだ「第2段階の措置」の早期実施〈2〉韓国と北朝鮮の南北関係〈3〉日朝関係−−の三つの課題が同時に前進するよう、日中韓の連携を一層強化していくことで一致した。

 また、四川大地震などの大規模な災害に迅速に対応できるよう、3か国の防災協力を推進することで一致した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080614-00000032-yom-pol