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2008年06月14日(土) 18時00分

米財務長官、ドル高へ「口先介入」=G8財務相会合で時事通信

 ポールソン米財務長官は14日、大阪市内で開かれた主要8カ国(G8)財務相会合のマクロ経済に関する討議の中で「『強いドル』が自然なことと思う」と発言した。G8関係筋が明らかにした。ドル高に誘導しようという意図は明らかで、市場では口先介入との批判も出そうだ。
 財務長官は、日本や欧州に比べて生産性が高いことを挙げ、「米経済は減速しているが、底力は強い」と説明。ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)から見れば、他の先進国通貨に対しドル高になるべきだと言明したという。 

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