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2008年06月14日(土) 20時49分

震度6弱の余震の恐れ 気象庁が警戒呼び掛け東京新聞

 東北で最大震度6強を観測した地震について、気象庁は14日、「平成20(2008)年岩手・宮城内陸地震」と命名。今後最大でマグニチュード(M)6以上、震度6弱程度の余震が起きる恐れがあるとして厳重な警戒を呼び掛けた。

 記者会見した気象庁地震津波監視課の横田崇課長によると、この周辺では、1996年8月11日に宮城県栗原市で震度5を観測する地震が起きている。

 横田課長は「これまでのデータからみて、今後2、3日から1週間は余震が活発になる」としており、がけ崩れなどの2次被害に警戒が必要という。

 また同庁は午後の会見で、揺れの強さを示す加速度は最大1816・5ガルと発表。震度6強の揺れとなった岩手県奥州市で観測された。同庁が加速度の観測を始めた96年以降では、04年10月の新潟県中越地震の2515・4ガル、03年7月に宮城県で発生し、最大震度6強を観測した地震の2037・1ガルに次ぎ3番目の強さだという。

(共同)

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008061490204945.html