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2008年06月14日(土) 20時51分

<岩手・宮城内陸地震>湯沢市、東南東へ29センチ動く毎日新聞

 国土地理院(茨城県つくば市)は14日、岩手・宮城内陸地震に伴う地殻変動を全地球測位システム(GPS)の電子基準点で検出したと発表した。解析の結果、震源から西約20キロに位置する秋田県湯沢市の皆瀬は、東南東へ約29センチ、水平方向に移動していた。昨年の新潟県中越沖地震での変動は最大で17センチで、これを上回った。

 また宮城県栗原市の栗駒は北西に約19センチ、岩手県平泉町の平泉は西北西へ約15センチ動いていた。気象庁は今回の地震のタイプを「西北西−東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型」としているが、これらの地殻変動はそれを裏付けるものだという。【石塚孝志】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080614-00000113-mai-soci