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2008年06月14日(土) 18時57分

<濁水>東京・江戸川区で 地震で給水ポンプ急停止し逆流毎日新聞

 14日午前8時48分ごろ、東京都江戸川区の都水道局葛西給水所内の給水ポンプが緊急停止した。6分後に復旧したが、同区南部の約15万世帯の一部に濁水が給水された。この日起きた岩手・宮城内陸地震の影響でポンプが急停止し、水の流れが一時的に逆流したため、給水所近くの水道管内に沈殿していた鉄さびの一部が浮遊し、各世帯に流れ込んだという。健康への影響はないという。

 都によると、ビルの屋上など各地に設置されている受水タンクの水位が基準値より低くなると、コンピューターが作動して、給水所からの給水量を増やす仕組みになっている。この日の地震で、タンク内の水が大きく揺れたため、コンピューターは水位が下がったと判断。給水量を増やした際、給水ポンプへの電圧が急激に上がり、緊急停止した。

 今回の地震は横揺れが長時間続いたため、タンク内の水の揺れた幅が大きくなったという。【神澤龍二】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080614-00000091-mai-soci