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2008年06月14日(土) 17時44分

【岩手・宮城内陸地震】亡くなった千葉さん、工事中に突然落石産経新聞

 亡くなった岩手県滝沢村の作業員、千葉正彦さん(48)は、平成25年に竣工予定の胆沢ダム(同県奥州市胆沢区)の斜面で建築工事していたところを突然、落石に襲われた。

 地震発生から約20分後の14日午前9時過ぎ、工事現場の作業員と思われる男性から「落石事故があった」と119番通報。地元消防が駆けつけたが、2次災害の危険性もあり、なかなか現場に近づけなかったという。

 千葉さんは同日午後1時半過ぎ、同市水沢区の県立胆沢病院に搬送されたが、全身が骨折しており既に心肺停止状態。約15分後には死亡が確認された。

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