1階埋まり、2階窓から救助＝栗原市温泉宿・宮城−東北地震（時事通信）

2008年06月14日(土) 16時31分

　大量の土砂が流れ込んだ温泉宿、2階窓から懸命の救出作業が続いた—。震度6強を記録した宮城県栗原市では、温泉宿「駒の湯温泉」（同市栗駒）が土砂で倒壊、客ら7人が生き埋めになった。1階は完全に土砂で埋まり、人々は2階から救出された。
　テレビ映像などによると、付近では地震発生直後、渓流沿いに幅数百メートルとみられる大規模な土砂崩れが発生。宿の1階部分は茶色の土砂で完全に埋まり、近くには、はがれ落ちたとみられる黒色のトタン屋根の破片が散乱していた。
　2階の窓からは、生き埋めになった人を救出しようとする男性数人が入っていく姿が見える。青い作業服に白いヘルメット姿で、何か声を掛けているようだ。　

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