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2008年06月14日(土) 15時16分

新幹線停車、徒歩で避難 山形道、秋田道で亀裂東京新聞

 岩手・宮城内陸地震の影響で14日、JR東日本は東北、秋田、山形新幹線の全線で運転を見合わせた。東北新幹線は地震の影響で送電がストップ。仙台−古川、一ノ関−水沢江刺で、やまびこ46号など新幹線3本が立ち往生、JR東日本は乗客計約2000人の救出を始めた。

 やまびこ46号は一ノ関駅の北約3キロ付近で停車、乗客約300人は線路に降り、保守作業用の出入り口まで歩き、バスで一ノ関駅へ向かった。

 JR東日本によると、東北新幹線の東京−仙台は午後1時半ごろの運転再開を見込んでいるが、仙台−八戸は線路や施設の安全点検を進めており、運転再開のめどは立っていない。

 またJR在来線も東北地方の広い範囲で運転を見合わせている。

 高速道路は東北、秋田、山形自動車道の一部区間で通行止め。東日本高速道路によると、山形道の山形蔵王インターチェンジ近くで長さ約100メートルの亀裂、秋田道の湯田−横手でも路面に長さ約10メートルの亀裂が入った。

 空路は平常通り運航している。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008061401000431.html