記事登録
2008年06月14日(土) 09時53分

岩手県内陸南部で震度6強 ドキュメント中国新聞

 仙台管区気象台によると、十四日午前八時四十三分ごろ、岩手県内陸南部で震度6強の地震があった。東北新幹線は現在、停車している。津波の心配はないもよう。

 ▽机の上のものが落ちる

 仙台市の河北新報内の共同通信仙台支社では、机の上の書類が落ちるなどした。

 ▽大きな縦揺れの後、横揺れ

 仙台市内では、大きな縦揺れの後、揺さぶられるような大きな横揺れがあったという。

 ▽マグニチュード7・0

 気象庁によると、岩手県内陸南部の震度6強の地震はマグニチュード(M)7・0。津波の心配はないという。

 ▽仙台市の地下鉄が運転見合わせ

 仙台市地下鉄は十四日、地震のため全線で運転を見合わせている。

 ▽福島原発に異常はない

 東京電力によると、福島第一、第二原発に異常はなく、通常通り稼働している。

 ▽女川原発は運転継続

 東北電力によると、運転中の女川原発第2、3号機は運転を継続している。1号機は地震前から停止中という。

 ▽東北新幹線ストップ

 JR東日本によると、東北新幹線は仙台—一関間で通電しない状態で、大宮—八戸間が運転休止中。

 ▽宮城・栗原市でけが人6人

 宮城県栗原市の消防本部によると、地震で少なくとも六人のけが人が出ている。

 ▽盛岡東署以外に被害情報なし

 十四日午前九時十分現在、岩手県警では盛岡東署以外の署に被害情報は入っていない。

 ▽宮城県内の高速道路は通行止め

 宮城県警によると、宮城県内の高速道路はすべて通行止めとなっている。

 ▽福島第一、第二原発も運転継続

 東京電力によると、福島第一、第二原発は点検中の炉を除き全て運転を継続中。

 ▽気象庁が記者会見

 岩手県の震度6強の地震で、気象庁が十四日午前十時半から記者会見する。

 ▽宮城・栗原市で余震続く

 震度6を観測した宮城県栗原市の市役所総務課によると、激しい揺れの後も体に感じる余震が続いているという。

 ▽宮城で震度5弱

  十四日午前九時二十分ごろ、宮城県の大崎鳴子で震度5弱の地震があった。余震とみられる。

 ▽民家倒壊の情報

 岩手県一関市消防本部によると、地震で同市厳美町の民家が倒壊、一人が負傷したとの情報がある。

 ▽宮城県栗原市内で土砂崩れ

 宮城県栗原市から県庁に入った連絡によると、震度6強を観測した同市内で土砂崩れが多数起きた。

 ▽宮城県が災害対策本部

 宮城県は十四日、災害対策本部を設置した。

 ▽奥州市では強い縦揺れ

 岩手県の奥州市役所によると、強い縦揺れが三十秒ぐらい続き、その後、横揺れが約一分続いた。

 ▽岸壁崩れ、男性が海に転落

 福島海上保安部に入った連絡によると、地震の揺れで福島県いわき市の小浜漁港の岸壁が崩れ、釣りをしていた男性が海に転落した。同保安部が捜索している。

 ▽宮城県栗原市の橋が落下

 宮城県栗原市から県に入った連絡によると、栗原市内の橋が落ちた。

 ▽一人が骨折

 宮城県警によると、岩沼署管内でエレベーターが停電で止まり、一人が骨折した。

http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200806140118.html