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2008年06月14日(土) 12時18分

【岩手・宮城内陸地震】町村官房長官「政府調査団を派遣」産経新聞

 町村信孝官房長官は14日午前、岩手県内陸南部を震源地とする地震を受け、首相官邸で緊急の記者会見を行い、泉信也防災担当相を長とする約30人の政府調査団を自衛隊ヘリを使って被災地に派遣することを表明した。調査団は昼前、同県一関市に向けて出発した。

 首相官邸では、地震発生から7分後の午前8時50分、危機管理センター内に伊藤哲朗内閣危機管理監を中心とした官邸対策室を設置し、国土交通、防衛両省や警察庁などの関係者による緊急参集チームを招集した。同チームでは、県市町村と一体となって被害状況を早急に把握し、速やかな救出活動に努めることや、消防や警察、自衛隊による緊急援助隊を派遣することなどを確認した。

 このほか、泉防災相のほか鳩山邦夫法相や増田寛也総務相らも相次ぎ入り、総務相は記者団に対し、岩手県と情報収集に努めていると述べた。

 福田康夫首相は午前8時50分、首相公邸で秘書官らから地震発生の一報を聞き、被災状況の早期把握と迅速な行動、および被災者への救助に全力を挙げるよう指示した。首相周辺によると、午後の日中韓3カ国外相の表敬は予定通り受けることにしている。

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