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2008年06月13日(金) 16時01分

暴行:女児2人の髪切られる 宮崎で連続発生、自転車に乗った男の行方追う /宮崎毎日新聞

 宮崎市内で10、11日に、自転車に乗った男が下校中の小学生女児の髪の毛をはさみのようなもので切るという事件が連続して発生した。2人にけがはなかったが、東京・秋葉原で通り魔による殺傷事件が起こったばかりで、保護者から不安の声が上がっている。宮崎南署は同一犯の可能性が高いとみて、暴行容疑などで男の行方を追っている。また、市教委は12日、緊急の校長会を開くなど、事件の対応に追われた。【小原擁】
 事件は10、11日夕、宮崎市大塚町と同市大塚台の路上で起こった。女児は2人とも、自転車に乗った男に、すれ違いざまに髪の毛をはさみのようなもので切られており、男はそのまま逃走した。市教委などによると、男は30〜50代で、長袖シャツに黒ズボン姿。野球帽をかぶり、サングラスをしていたという。
 緊急の校長会には、市内69校の小中学校校長と市職員、県警関係者らが出席。青色パトカーを配備し、集団登下校を行うなどの措置を取ることにした。田原健二・市教育長は「地域ボランティアによる青色パトロールを強化し、防犯への連携を深めたい」と語った。
 市内の小学校では校門や通学路で子供たちの下校を見守る保護者の姿が見られた。小6の子を持つ主婦の真崎かつえさん(52)は「犯人は現場を何回も訪れている可能性がある。安全を守る大人がどこでも見張っているんだという体制を示したい」と話した。

6月13日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080613-00000205-mailo-l45