2008年06月11日(水) 11時37分

警察庁が「振り込め詐欺対策室」設置…「道具屋」摘発強化へ（読売新聞）

　今年に入って振り込め詐欺による被害がピーク時の２００４年を上回るペースで急増していることを受け、警察庁は１１日、「振り込め詐欺対策室」（室長・安藤隆春次長）を設置し、初会合を開いた。

　現状を「緊急事態」とし、犯行グループだけでなく、携帯電話や銀行口座などを転売する「道具屋」の取り締まりを徹底するほか、防犯面では具体的な達成時期を設定して対策を急ぐ。同庁は「全国警察を挙げて取り組み、撲滅を目指す」としている。

　安藤次長は初会合で、振り込め詐欺を「現代社会の利便性の盲点をついた犯罪」とした上で、＜１＞取り締まり強化＜２＞高齢者への防犯対策＜３＞銀行や携帯電話会社との協力−−の３点について徹底した対策をとるよう指示した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080611-00000019-yom-soci