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2008年06月11日(水) 18時01分

偽ブランド品販売:入管法違反で逮捕の外国人露天商、商標法違反容疑で捜査 /愛媛毎日新聞

 松山市内の繁華街で路上アクセサリー店を営んでいたイスラエル人2人が入管法違反容疑で逮捕された事件で、松山東署と県警国際対策室は、偽ブランド品を扱っていたとして商標法違反の疑いもあるとして詰めの捜査に入っている。
 同署が先月31日に逮捕したのは、観光ビザで入国していたイスラエル国籍のシトリット・トマー(25)とランデスマン・シェリー(26)の両容疑者。繁華街で売っていた商品には、偽のロレックスの時計や、グッチのペンダントなど約160点が含まれていた。
 関係者によると、イスラエルでは海外に行く若者を対象に、アクセサリーの露天商を募集するインターネットのサイトが存在。移動用の車両や偽ブランド品など「露天商セット」を国内であっせんしており、売り上げは半月で数十万円に達するケースも。同署は両容疑者にも同様の経緯があるとみて調べている。
 警察庁の統計データでは、07年の偽ブランド品の押収状況は35万6283点で、98年に比べ約4・5倍に急増。そのうち路上販売で逮捕された外国人の73%をイスラエル人が占めている。【後藤直義、柳楽未来】

6月11日朝刊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080611-00000307-mailo-l38