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2008年06月11日(水) 20時01分

パロマ工業元社長ら争う姿勢=CO事故公判前手続き−東京地裁時事通信

 パロマ工業(名古屋市)製のガス瞬間湯沸かし器による一酸化炭素(CO)中毒事故で、業務上過失致死傷罪に問われた元社長小林敏宏被告(70)らの公判前整理手続きが11日、東京地裁(半田靖史裁判長)であり、弁護側は事故の予見可能性や結果回避義務について争う姿勢を示した。
 起訴状によると、小林被告らは1985年から2001年にかけ、湯沸かし器の改造が原因で計14人が死亡したことを認識しながら、製品回収や点検をせず放置。05年11月27日ごろ、東京都港区の私立大生上嶋浩幸さん=当時(18)=をCO中毒で死亡させ、兄(27)に重症を負わせた。 

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