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2008年06月11日(水) 13時12分

日本一おいしい、120年続いたトコロテンの老舗オーマイニュース

 これから暑くなると、ビールに枝豆、カキ氷、葛饅頭(くずまんじゅう)とか、おいしいものがたくさんありますよね。そんな中、日本人なら、これからの時期、トコロテンも良いですよね。

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 先日、新潟県上越市大島にある、120年続いたトコロテン屋さんに行ってきました。トコロテン屋さんで、120年も続いたというだけでもビックリですよね。「日本一おいしいトコロテン」と言うお店なんです。お店の名前も、おもしろいですよね。

 ところで、みなさんは、トコロテンをどのようにして食べられますか。新潟では、酢じょうゆとからしで頂きます。でも、日本は、広いものですよね、黒みつときな粉をかけて食べるところも会うそうです。

 トコロテンを食べるとき、いつも思うのですが、新潟では、1本箸(ばし)で食べます。なぜ、1本箸なのかと思っていましたが、このお店で、ようやく教えていただく事ができました。それは、

 「諸説ある中で、もっとも有力な説として、昔、弘法大師(空海)諸国行脚の際、1本杖(づえ)でついたところから、清水や、温泉がわき出したそうです。そのわき水を使って、トコロテンが作られる。という事が全国に広がり『弘法大師の1本杖』にあやかって、トコロテンは1本箸で食するという風習がはじまった」

と教えていただきました。

 トコロテンは、ご存じのように、テングサや、オゴノリなどの海藻類で作られているため、身体にも良い。何より、酢じょうゆ、酢は身体にも良いし、カロリーも低い。ダイエット食としても、今年は人気が出るかもしれませんね。

(記者:湯田 祐一)

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