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2008年06月10日(火) 12時00分

必見! 拳闘界のBig Fight「World Premium Boxing 6」R25

6月12日に日本武道館で開催されるプロボクシングの複数世界戦興行「ワールドプレミアム・ボクシング6」。ここ最近は、ボクシングの本場・アメリカ進出希望を公言、向上心なお旺盛なWBC世界バンタム級チャンピオン、長谷川穂積(真正)のタイトルマッチを中心にした、6度目を迎える国内屈指のボクシングイベントだ。長谷川の防衛戦(6度目)をメインに、23戦全勝23KOの破壊者、エドウィン・バレロ(帝拳=ベネズエラ出身)が臨むWBA世界スーパーフェザー級タイトル防衛戦、そして遠からず世界の舞台に駆け上がってくると目される内山高志(ワタナベ)の、東洋太平洋スーパーフェザー級タイトル防衛戦の3大タイトルマッチだ。

各対戦カードを紹介していこう。長谷川の相手は南米ウルグアイのクリスチャン・ファッシオ。これまでタイ(アジア)、メキシコ(北米)、南アフリカ(アフリカ)、イタリア(欧州)の挑戦者を退けてきた長谷川が今回勝てば「5大陸制覇」。ありそうでなかなかない、価値ある1勝となる。

そして、KO率100%男・バレロに立ち向かうのは嶋田雄大(ヨネクラ)。1階級上のライト級で日本王座に君臨していた36歳のベテランが、待ちに待ったビッグチャンスに挑む。

バレロとのスパーリングでも鍛錬を重ねた内山は、阪東ヒーロー(ファミリーフォーラム)を相手に内容の問われる1戦に臨む。04年アテネ五輪代表の座は逃したものの、プロ転向後はその強打を発揮して9戦全勝7KOを誇る内山。ゲームセンターにあるパンチマシーンをいくつも壊したという逸話も持つ。現在28歳と若手とは言い難い年齢に差しかかっているが、世界王者の次世代候補ナンバーワンといっていい強打者だ。

今回の興行は日本では稀に見るぜいたくなマッチメイクのわりに、チケット価格が良心的な点も“プレミアム”。リングサイドの3万円を筆頭に、2万円、1万円、5000円となっている。好勝負必至の大イベント、ぜひ生観戦すべし!
(R25編集部)

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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです

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